中国流交渉術
東シナ海の防空識別圏についてアメリカ航空各社が中国政府にフライトプランを提出したことを受けて、中国政府は態度を軟化させた模様。アメリカ政府の指示なのは明らかだが、指示はしていないと表明。(日本ならマスコミが騒ぎそうなことだけど。)
However, Defense Ministry spokesman Yang Yujun said it was "incorrect" to suggest China would shoot down aircraft which entered the zone without first identifying themselves.
Reuters: U.S. airlines give China flight plans for defense zone
防衛省報道官ヤン・ユジュンによれば、フライトプラン提出なしで防空識別圏に侵入する機体を撃墜するという表現には誤りがあったと声明を出した。
アメリカ政府が中国政府の面子を立てた形で緊張が緩和した模様。アメリカは中国文化を日本より知っているのが表れた場面と自分には思えた。中国は面子の国。面子を立ててあげると相手は一歩引く。これが中国流の交渉術。
日本政府にとっては絶望的な状況。自国の領土問題をアメリカと中国の二国間協議により解決されてしまう可能性がある。