要素別の中国語学習
仕事に追われて中国語学習を疎かにしていたら、中国語が聴き取れなくなるわ、話せなくなるわでたいへんです。現在、友達といっしょに中国語を勉強していて効果のあった勉強法を備忘録を兼ねて徒然なるままに書いていきます。
中国語を学びだしたのが2012年の夏でした。そのときはまったく話せず聴き取りもできず、読むことさえできませんでした。中国と台湾に興味が湧いて語学学校に中国語を習いに行きピンインの発音の仕方と声調、基本会話を習い、独学で中国語検定4級を勉強して2014年の夏に合格しました。そのときは中国語が聴き取れたし話せましたが、ちょっと勉強を怠ったら聴き取りもできず話せなくなってしまいました。
友達に相談していっしょに勉強してみてわかったことは、会話とリスニングの勉強はコアのところはひたすらインプットするということで同じですが、根本的にぜんぜん違う勉強法をしなければ会話もリスニングもできません。ただ、共通していることはインプットして暗記をしたあとにアウトプットとして話したりリスニングのときにディクテーションしたりすると効果が出ます。
使用したテキストはこちら。
耳タン 中国語[単語] 初級/中検4級レベル (耳から覚える)
- 作者: 南勇,楊達,監修
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2012/04/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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会話、リスニング、作文の基礎は暗記暗唱です。まず耳タンに書かれている例文をすべて手で書いて丸暗記し日本語を見たら中国語が出てくるくらいまで暗記暗唱します。これが基礎です。暗記暗唱のやりかたは、中国語の例文とピンイン、声調をしおりで隠して日本語訳を見ながら中国語作文を行います。このときに中国語といっしょにピンインと声調も書いて覚えます。 その次に会話やリスニングが来ます。
まず会話の練習の基礎は単語のピンインと声調を覚えること。中国語は声調がしっかり発音できないとほとんど通じません。『耳タン 中国語 初級/中検4級レベル』はすごくよく出来ていて、漢字の単語の下にピンインと声調が覚えやすいように書いてあります。紙やしおりでピンインと声調を隠して手で書いて覚え、発音するときに声調通りに発音すると通じます。
リスニングの練習は、覚えた中国語と音声が一致するように音声と文字を一致させる作業です。CDを聴きながらディクテーションをし、とにかく手で書いて覚えるとよいでしょう。このときは、ピンインと声調をいっしょに書く必要はなく漢字だけ書いて、音声と漢字が一致し頭のなかに浮かぶように訓練します。中国語を聴いて頭に漢字が浮かぶくらいを目指しましょう。声調の違いも聴き分けられるようになるので、毎日、音声を聴いてディクテーションをしているとリスニングと同時に作文の能力もつきます。
さらに聴こえてくる音声を後追いで発音するシャドーウィングをすると会話の練習にもなります。音声を真似することで日本語なまりの中国語から脱皮できます。
まとめると、
暗記暗唱→会話→ピンイン、声調
→リスニング→ディクテーション→シャドーウィング
すべての基礎は暗記暗唱です。暗記暗唱ができれば語学を修得できます。