The Sun also Rises.

主に海外ネタ、国際政治、中国語、英語、心理学/精神医学について書いていきます。

衝撃!フランス・ユダヤ人の「エグゾダス」と翻訳者の未来。

見て驚いてしまったビデオニュースがウォール・ストリート・ジャーナルにありました。フランスで反ユダヤ主義が広がりを見せつつあり、フランスに住むユダヤ人がイスラエルに大量に移民する動きが近年加速しつつあるそうです。昨年は7,000人のフランスのユダヤ人がイスラエルに移民し、今年は1万人になるだろうという見通し。古くからフランスにはドレフュス事件に代表されるように反ユダヤ主義があったのですが、近年はイスラム圏の旧植民地から大量に移民してくるムスリムが増えたことが反ユダヤ主義の原因らしいです。運悪くイスラエルによるパレスチナガザ地区への「戦争」も反ユダヤ主義に拍車をかけているようです。

一番驚いたのは、ニュースの内容ではなくビデオニュースのスクリプトが自動的に生成されたものだったこと。精度が高まったらスクリプト起こしの仕事がなくなってしまう。これは通訳や翻訳の人の仕事でもあるんです。Googleが撮影した外国語を翻訳してしまう技術をGoogle翻訳に盛り込んだように通訳 や翻訳者にとっては大変な時代になりそうです。

これから通訳や翻訳もどのように付加価値をつけていくのかが問われるのかもしれません。ただ意味がわかれば良いなら通訳も翻訳もいらなくて、ネットで自動翻訳にかけてしまえば良いだけなので、技術が職人を駆逐していく世の中になってしまうんですかね。歌にもありましたよね。ラッダイト運動が起きたりして。

近未来は、スマホをテーブルの真ん中に置いて様々な国の言語が異なる人がテーブルを囲んで会話するのをすべてGoogle翻訳が通訳してしまうかもしれません。しかし、バベルの塔の逸話のように何かの拍子に電気がなくなるかスマホがなくなってしまったらお互いが意思疎通できなくなってしまうディストピアにもなったら、なんて考えてしまいました。

ユートピアにもディストピアにもなりうる近未来に乾杯(笑)