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中国語検定4級に合格しました!

2014年7月に中国語検定4級に合格しました。

 

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リスニングがギリギリでしたが、結果オーライです(笑)今後の課題は中国語リスニングに決定しました!

 

試験勉強期間は2014年3月から2014年6月までの3ヶ月。中国語の勉強を始めて2年で合格できたので嬉しいです。実際に勉強した期間は大手語学学校でウェブレッスンを6ヶ月、プライベートレッスンを3月、独学を3ヶ月の実質1年。中でもプライベートレッスンの効果がかなりありました。プライベートレッスンでピンインの読み方、つまり発音と声調の特訓をひたすら行ったことで基礎力がかなりつきました。ウェブレッスンをしただけではまったく『耳タン中国語 中検4級レベル』の文章が理解できませんでしたが、台湾の友達の助けもあり文法や発音が理解できるようになりました。

 

特に勉強法で最も効果があったのが『耳タン中国語 中検4級レベル』にある単語の例文のシャドーイングとディクテーションです。もともとシャドーイングは、ピンズラー中国語をやってみて耳から中国語を覚えることを学び、信じられないくらいの効果があったので中国語学習に採り入れてみました。

耳タン 中国語[単語] 初級/中検4級レベル (耳から覚える)

耳タン 中国語[単語] 初級/中検4級レベル (耳から覚える)

 

 

シャドーイングをする前に、まず例文をピンインと声調といっしょに全部、書いて覚えました。そのあとに音声を聞いてシャドーイングです。シャドーイングよりも聞いたことと同じ文章を復唱するのでリプロダクションに近いかもしれません。通訳のトレーニング方法をそのまま中国語学習に採り入れたら、リスニングができるようになりさらに話すこともできるようになりました。ぜんぜん話せなかったのに急に話せるようになったため、台湾の友達にも驚かれました。

 

まず、手順を簡単に説明すると以下の通りです。

 

(1) 日本語訳といっしょに中国語例文暗記(漢字、ピンイン、声調)

(2) ディクテーション

(3) シャドーイング、リプロダクション

 

まずは、暗記の仕方から。

 

初めはまったくできませんでしたが、徐々にできるようになりました。コツはピンインを書き取ることに集中することです。中国語を読むことは日本人であるなら比較的簡単にできますが、音声を聞いて意味を理解することは非常に難しいんですね。そういうわけで中国語を漢字から入ってしまうと間違いなくドツボにハマります。音声から入るようにすれば、そこまで苦労せずに初級、中級レベルまで行けると思います。

 

例えば、音声で「酸奶(ヨーグルト)」という単語を聴いたときにまずすることは、ピンインと声調を書き取ります。suan(1) nai(3)と書き取ってピンインと声調に一致する漢字を記憶の中から探すというプロセスを行います。suan(4)は「算」なので声調がいかに大切なのかがわかります。これはリスニングのときだけに役に立つだけではなく、実際に中国語を発音するときにも効果を発揮します。

 

漢字とともにピンインの書き取りと声調の書き取りをして実際に自分で発音をしてみると日本人特有の平たんな発音から脱却できると思います。ちなみに毎日、土日も含めて45分の書き取りをした結果、3ヶ月で最初から最後まで覚えられました。覚えた中国語を使ってLang8で日記を書いていたのでフィードバックもあり非常に助かりました。

 

さらにこの単語帳の一番すごいところは、例文を暗記すれば同時に中検4級レベルの文法も身につくことです。実質、この単語帳だけをやっていれば文法と長文問題、作文は問題なくできるようになりました。

 

シャドーイングは、とにかく聴こえてくる通りに発音すること。ピンインはローマ字表記と実際の発音が違うため、シャドーイングをしながらピンインと音声を一致させることが必要です。こちらは、ピンインおよび台湾の注音符号と国際音声記号の対照表です。発音の参考になります。

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シャドーイングしながら暗記した例文がすらすら話せるようになると、中国語が通じるようになります。私の経験から言うと、ピンズラー中国語を始めて劇的にリスニング力とスピーキング力が向上し、中国人や台湾人がなにを話しているのか聴き取れるようになりました。以前は、話してもぜんぜん通じなかったのに、シャドーイングを始めたらとたんに通じるようになりました。苦手だったリスニングも強化され会話もできるようになるとは、夢にも思いませんでした。

 

次に試験対策に使った問題集はこれ。

 

CD2枚付 合格奪取! 中国語検定4級 トレーニングブック

CD2枚付 合格奪取! 中国語検定4級 トレーニングブック

 

 この問題集が本当に良かったです。特にリスニング対策にとって。何度も聴きながら質問の傾向と対策がわかったのが大きかったです。ただ自分の私生活でテスト前の6月に不測の事態が起きて心が折れそうになってしまい対策がそこまでできなかったのがリスニングの点数が低かった理由です。もっとリスニングに力を入れていればかなり高得点が狙えたと思います。中国語を学習していると周りの人にあまり言わない方が良いというのが唯一学んだ教訓ですかね。

 

問題集に加えて過去問が中国語検定の公式サイトやYoutubeにもあったので参考にしました。台湾の友達に協力してリスニング対策をしてもらったのが本当に良かりました。これからも中国語を学び続けたいと思います。中国語検定2級が取れるまで勉強したいですよ。