The Sun also Rises.

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英国流ユーモア

The EconomistやThe Telegraphなど英国メディアを目にすればするほど英国のユーモアがわかってきます。英国のユーモアはironyとsarcasmが基本にあり、そこに相手のユーモアがどの程度か試すために「いたずら」をしてくるのが英国人の気質のような気がします

英国人のユーモアを大学時代に思う存分経験し、最初に英国の本気のユーモアを経験したのが就職してから英国の銀行とやりとりをした時でした。ある海外の法人の財務状況を照会しようとした時に英国の銀行が送ってきたのは売上と「利益」としか書かれてない決算書だったんですね。本来、利益というのはあり得なくて経常利益とか税引前当期利益とか「利益」を具体的に書くはずなので、「利益」とはなんですか?と銀行に聞いてみたら、「いやいや、そんなつもりはなかったんです。数字を大きく見せたかっただけなんですよ。もっと経営状況をお見せ出来ますので一度英国までお越しください。」という返答だったです。

つまり「利益」という言葉で相手が会計ができる人かどうかを試していたようなんですね。こんなことが英国の新聞記事や英国人との会話によくあるんです!真面目な話をずっとして最後にボケる。そのボケが理解できるかどうかがユーモアのわかる人という位置づけのようですね。英国人の言うことには、いたずらがふんだんに隠されているので、真に受けないようにした方が良いですよ(^O^)/ 何を言っているんだと思ったらボケにはYes andのようにボケにはボケで返すと英国人と仲良くなれます\(^o^)/