中国語を1年間勉強してみて。
2012年の夏から中国語をゼロから学び2013年の秋までに簡単な会話ができるようになった。
そもそも中国語を始めた理由はオーディオブックでThe Joy Luck Clubを聴いたことがきっかけで中国の面白さを知った。
中国語を習って1年間経ち、
まずは失敗事例から。
教訓その1:語学は、発音とリスニングからするべき。
中国語を独学で学習していた頃、Amazonで中古で購入した『ゼロから始める中国語』というテキストを使っていた。なぜこのテキストを選んだかというと大学の第二言語でフランス語を習っていた時、非常に参考になったから。同じ理由で中国語も上手くいくだろうと思っていたが、結論から言うとダメだった。
失敗した理由はフランス語の場合、自分が英語ができるというバックグラウンドがあり英語を使いながらフランス語を学習することができそれほど難しくなかった。しかし中国語の場合は、まったく違った。まず中国語はピンインの発音がまずできることが基礎になる。読み書きと発音は全く別物で発音は独学ではなかなか難しい。そのようなことがあり読み書き優先で学習してしまった。読み書きができてもピンインを正しく発音できないので中国人の友達と話しても、伝わらない、聞き取れないというそもそも言語に必要なことができない状態だった。
そのような経験から語学学校に通う決心をしたのだけど、昨今の日中関係の悪化により生徒さんが集まらないことから語学学校で中国語を開設しているところが極端に少なく探すのに大変だった。
教訓その2:リスニングに集中したほうがいい。
語学学校に通い始めて気づいたことは、独学で勉強していたこともありテキスト自体はそれほど難しくないと思った。しかしとにかく聴き取れない。いろいろネットで中国語学習のサイトをぐぐってみて、これは!と思いリスニング訓練に採り入れたのは、聴きながらピンインを聴こえてくる通りに書き取ること。この訓練方法は、なかなか上手く行った。ピンインを聴こえてくる通りに書くことにより自分が発音する時にもそのピンインを参考に発音ができる。
語学学校では徹底的に発音のトレーニングをしてもらったので、自宅と学校の両方で基礎を徹底的に鍛えることができた。実際に、中国語は少し勉強すれば読めるようになる。だから、読む訓練にそれほど力を注がなくても問題なく読める。中国語の最大の難関は、発音と聞き取り。声調が区別できるようになればリスニング力は向上したと思っていいと思う。
リスニング教材として参考になったのは『耳タン中国語 初級・中検4級レベル』
耳タン 中国語[単語] 初級/中検4級レベル (耳から覚える)
- 作者: 南勇,楊達,監修
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2012/04/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この書籍にはCDがついていて中国語の単語、例文、日本語の意味が聴ける。これを聴きながらとにかく書き取り、聴こえてくるとおりに発音してみる。これを繰り返すことでリスニング力は向上する。
とにかく中国語は発音とリスニングを中心に行ったほうが良い。